一人の少女の「首里城を助けたい」から始まった。
小さな教室から生まれた思いが、地域を越え、大きな波になった。
2019年、火災によって首里城が焼失しました。
GLOBAL WATERSでは日頃から、子どもたちに伝えていることがあります。社会で起きていることに目を向けること。ニュースを「自分には関係ないこと」にしないこと。そして、「自分にできることは何だろう?」と考えること。
そんな日々の中、ニュースで焼け落ちた首里城を見た一人の少女が言いました。
首里城を助けたい。
すべては、その一言から始まりました。
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「助けたい」を、行動に変える。
子どもの思いを、思いだけで終わらせない。そこでGLOBAL WATERSでは、子どもたちと一緒に「自分たちに何ができるのか」を考えました。
ヒントになったのは、オーストラリアの学校で行われていた社会教育でした。子どもたち自身が商品を販売し、その収益を社会課題への支援につなげる活動です。
「自分たちも、お菓子を販売して首里城復興を応援しよう。」
そこから、子どもたち自身が参加するプロジェクトが動き始めました。活動は、普段の学びと同じように英語で進めました。インターネットで業者を探し、目標を500袋に設定。商品のパッケージは、子どもたち自身がデザインしました。
こうして、「助けたい」という気持ちが、少しずつ具体的な形になっていきました。
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小さな教室から、地域へ。
完成した商品をスクールの受付で販売すると、まず保護者の皆さんが活動に賛同してくださいました。
さらに近隣の喫茶店や知人のお店からも、「うちでも置きますよ」という声が自然に上がり始めました。
一人の少女の「助けたい」は、友だちへ。保護者へ。そして地域へ。
小さな教室から始まった活動は、人から人へとつながり、少しずつ大きな輪になっていきました。
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コロナ禍。それでも、思いは止まらなかった。
ところが、活動の途中で新型コロナウイルスの感染が拡大。スクールは閉鎖を余儀なくされ、約200袋の商品を残したまま、活動も止まってしまいました。
それでも、このプロジェクトをここで終わらせることはしませんでした。知人を通じて沖縄へ連絡し、現地の小さな店舗やマーケットに協力をお願いしたところ、商品を置いていただけることになりました。
そして今度は、沖縄の皆さんが、「大阪の子どもたちが、首里城を応援してくれている」と、この活動を喜んでくださいました。
枚方で生まれた思いが、大阪を越え、沖縄へ。
そして、その活動はついに那覇市長の耳にも届きました。
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一人の「何とかしたい」が、大きな波になった。
GLOBAL WATERSの子どもたちの活動に対し、那覇市から感謝状が贈られました。けれど、このプロジェクトで本当に大切だったのは、感謝状をいただいたことだけではありません。
一人の少女が社会の出来事に心を動かされた。その思いを仲間が受け止めた。大人が受け止めた。保護者が応援した。地域のお店が動いた。そして沖縄の人々へ届き、さらに行政へとつながった。
一人の子どもの「何とかしたい」が、人を動かし、地域を越え、大きな波になった。
それこそが、GLOBAL WATERSが子どもたちに伝え続けている事です。社会を知る。自分ごととして考える。自分にできることを見つける。そして、行動する。
子どもだからできない、ではなく、一人の子どもの小さな一歩からでも、人の心は動き、社会とのつながりは生まれていく。
GLOBAL WATERSが育てたい「地球人」の姿が、このプロジェクトの中にあります。


























